香川県さぬき市津田町の津田の松原とその周辺で、イベント「すなはまフェスティバル」(同実行委主催)が開かれている。約400枚の白いTシャツが砂浜に並ぶアートの展示などが、来場者の心をつかんでいる。11月3日まで。


砂浜を彩るTシャツアート=さぬき市津田町、津田の松原


 多文化共生の推進や地域の活性化などが目的で、今回で2回目。津田の松原で会期を通して行われるTシャツアート展のほか、29日には近くのふるさと海岸で在住外国人も参加して「すなはまうんどうかい」が開かれるなど、多彩なプログラムを実施。同海岸近くでは、飲食などが楽しめるマルシェも連日行っている。
 Tシャツアートは、外国人を含む多様な人が考えたデザインが胸部分にプリントされたTシャツを砂浜に展示。竹の支柱に取り付けられたひもにつるし、幅約110メートル、4列にわたって並べており、家族連れらがデザインの違いを楽しみながら砂浜をゆっくりと歩いている。
 初日の28日に宇多津町から訪れた小比賀咲那ちゃん(2)は「かわいかった」とにっこり。母親の茉奈さん(27)は「こんなにTシャツが並んでいるとは思わなかった。風になびいてきれい」と話していた。

(四国新聞・2023/10/30掲載)



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