小豆島を代表する観光地を多彩な光で彩って新たな魅力を創出するイベントが7日、エンジェルロード(香川県土庄町)と寒霞渓山頂駅(香川県小豆島町神懸通)を皮切りにスタートする。プロジェクションマッピングを活用し、各地の地形的な特徴や歴史的背景を想起させる映像を映し出し、来場者に夜の小豆島観光を楽しんでもらう。12月3日まで。


小豆島オリーブ公園ではギリシャ風車などに森の動物が投影される(イメージ)

小豆島オリーブ公園ではギリシャ風車などに森の動物が投影される(イメージ)


 イベントは観光庁の「観光再始動事業」の一環で、小豆島観光協会が土庄、小豆島両町とJTBの協力を得て企画。「Shodoshima Protopia 進化する島」と銘打ち、小豆島の新たな魅力づくりを目指す。「プロトピア」は、進歩を意味する「プログレス」に場所を表す「トピア」を組み合わた。
 実施対象となるのはエンジェルロード(7~30日)、寒霞渓山頂駅周辺(7~18日)のほか、小豆島オリーブ公園(小豆島町西村、19~30日)、二十四の瞳映画村(同町田浦、12月1日~同3日)の計4カ所。実施は日没後の2~4時間程度を予定している。


プロジェクションマッピングで山上からの花火が眺められる寒霞渓ロープウェイ山頂駅(イメージ)

プロジェクションマッピングで山上からの花火が眺められる寒霞渓ロープウェイ山頂駅(イメージ)


 エンジェルロードでは、イルカや鮮やかな魚の群れが光の道へといざない、来場者が歩くと波紋が広がる様子が投影される。寒霞渓山頂駅近くの展望台からは、内海湾を見下ろしながら花火の映像が楽しめる。小豆島オリーブ公園では、ギリシャ風車や周辺のオリーブの木々に森で暮らす動物が映し出される。
 12月実施の二十四の瞳映画村では、ミュージシャンの中村耕一さん(元JWALK)、日浦孝則さん(元class)、土庄町出身の勝詩さんらが、光の演出の中でライブを行う。
 料金はエンジェルロードに、寒霞渓山頂駅か小豆島オリーブ公園を組み合わせた2カ所通しで前売り2千円(当日2500円、小学生未満無料)。二十四の瞳映画村は単独で前売り2千円(同)、入村料は不要。
 期間中、各会場と島内のホテルを結ぶ無料送迎バスを運行する。申し込み、問い合わせは小豆島観光協会〈0879-62-1203〉(小豆島交通内、午前9時~午後5時)。

(四国新聞・2023/11/05掲載)


Shodoshima Protopia 進化する島


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