イラストレーター大内さん(高松) 自然の潤い、鮮やかに 小豆島で絵画展 縄文小屋設営も
香川県小豆郡小豆島町中山のギャラリーショップ「うすけはれ」で、自然の美しさや大切さをテーマにした絵画展が開かれている。自然の潤いを鮮やかに描いた水彩画などが訪れた人の心を和ませている。20日まで。
出展しているのは高松市植松町のイラストレーター大内正伸さん(64)。群馬県で森林ボランティアとして働いていた経験から、山や川、海などが一体となって水や空気が円滑に循環する環境の大切さを絵画を通して訴えている。今展は「未来創造画展」と銘打ち、自然に関する約60点を展示している。
緑の木々が生い茂る里山や、澄み切った川の流れに陽光が注ぐ様子などを描いた7点の水彩画をはじめ、山村で暮らすために必要な石垣の積み方や水路の引き方などを解説したイラスト、山野草や野鳥のスケッチなどもあり、「山の空気が感じられる」と、来場者から好評を得ている。
大内さんはギャラリーのオーナー上杉新さん(36)や地域住民らと協力し、地元から切り出した竹やヒノキ、かやを使って、同所近くに「縄文小屋」を設営。「美しい景観の中、さらに自然を体感できる場所。多くの人に使ってもらえれば」と話している。
火、水曜定休。開館は午前10時~午後5時。問い合わせは同店090-8284-6171。