国際的に活躍する高松市生まれの実力派チェリスト・宮田大さんのリサイタルが10日、香川県観音寺市観音寺町のハイスタッフホール大ホールで開かれる。今回は10月にリリースした新作アルバムの収録曲を中心に、名器ストラディバリウス「シャモニー」の重厚な音色を響かせる。

 宮田さんは2009年に「ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール」で日本人として初優勝。小澤征爾さんら世界的な演奏家や海外のオーケストラとも共演を重ね、近年は国際コンクールの審査員を務めるなど若手育成にも力を注ぐ。
 プログラムは2部構成。前半は新譜にも収録した久石譲さんの「Asian Dream Song」や、坂本龍一さんの「星になった少年」など日本を代表する作曲家の楽曲を取り上げる。後半は宮田さんが「フランスの香りと躍動、スパイスが効いた作品」と語るサン・サーンスの「チェロソナタ第1番」を奏でる。ピアノ伴奏はフランス在住のジュリアン・ジェルネさん。
 宮田さんは「私の大好きなホールで歌うようなチェロの響きを味わってほしい」と話している。
 かがわ文化芸術祭2023の参加公演。午後3時開演。入場料は一般4500円ほか。問い合わせはハイスタッフホール、電話0875-23-3939。

(四国新聞・2023/12/08掲載)


ハイスタッフホール



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