国の特別名勝・栗林公園(香川県高松市栗林町)で25日、毎年恒例の門松の飾り付けが行われた。高さ約2メートルの門松が東門と北門に一対ずつお目見え。来年1月8日まで設置され、来園者を出迎える。


新年に向けて飾り付けられた門松=香川県高松市栗林町、栗林公園

新年に向けて飾り付けられた門松=香川県高松市栗林町、栗林公園


 東門では午前9時ごろから、同公園造園課の職員4人が作業を開始。直径約50センチのおけに3本の竹や松、梅のほか、「難を転ずる」とされるナンテン、白や紫色の葉ボタンといった縁起物を飾り付け、約2時間で一対を仕上げた。
 来園者は作業の様子を見守ったり、完成した門松を間近で眺めたりしながら、一足早く正月気分を味わっていた。
 宮崎智嗣造園課長は「例年通り立派な門松に仕上がった。来園者には縁起物の門松を見てもらい、穏やかで平和な一年を過ごしてほしい」と話した。
 元日は例年通り無料入園日。正月三が日の午前10時から午後3時まで園内の商工奨励館北館で、福笑いやかるた、すごろく、だるま落としなど昔懐かしい正月遊びが楽しめるイベントを企画している。

(四国新聞・2023/12/26掲載)


栗林公園



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