JR丸亀駅(香川県丸亀市)で26日、近くの園児たちが正月の縁起物「柳もち」の飾り付けを行った。園児の飾り付けは4年ぶり。新年の幸せを願う紅白の“餅の花”が駅構内を彩り、乗降客らを楽しませている。


柳の枝に紅白の餅を飾り付ける園児たち=JR丸亀駅

柳の枝に紅白の餅を飾り付ける園児たち=JR丸亀駅


 柳もちは、柳の枝に花に見立てた紅白の餅を付け、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全などを願う風習。帰省客や観光客らに讃岐の正月の雰囲気を感じてもらおうと、市観光協会が毎年、駅構内に展示している。
 近くの南条町や西本町の住民や同協会職員計20人が前日に大半を飾り付け。この日は中央保育所(北平山町、森千賀所長)の4、5歳児22人が仕上げの作業に取り組んだ。園児たちは小さく切った餅を枝に付け、「きれい」「かわいい」と笑顔を見せた。その後のセレモニーでは「十二支のうた」を元気よく合唱した。
 柳は竹筒に挿され、高さ約4メートルの華やかな柳もち飾りになっている。香川丸亀国際ハーフマラソン大会が開かれる来年2月4日まで展示する。

(四国新聞・2023/12/27掲載)



関連情報