JR四国(香川県高松市)は26日、高松駅北隣に整備中の新駅ビル「TAKAMATSU ORNE(タカマツ・オルネ)」を来年3月22日に開業すると発表した。約50店の入居を計画するテナントについては、9割ほどがすでに決まり、西牧世博社長は「開業に向けて形はできた」としている。


3月22日の開業に向けた準備が進む「TAKAMATSU ORNE」=高松市浜ノ町

3月22日の開業に向けた準備が進む「TAKAMATSU ORNE」=高松市浜ノ町


 10月に発表した書籍・雑貨販売のTSUTAYA(ツタヤ)の新業態店など5店に続き、19店を新たに公表。500円以下の日用品や消耗品を中心とした「無印良品500」やハンバーガー店「バーガーキング」、ミスタードーナツ、ドラッグストア「ココカラファイン」などが入る。
 JR四国のグループ会社が出店する「Shikoku meguru(シコク メグル)」は、地元の人気ラーメン店や洋菓子店の味が楽しめるフードコートと、四国のよりすぐりの食品を集めたセレクトショップで構成する。
 併せて発表した11月の営業概況では、鉄道収入が前年同月比21・6%増の27億5400万円だった。内訳は普通収入が19・6%増の24億4200万円、定期収入は40・2%増の3億1200万円。定期収入の増加は、5月の運賃値上げ前に6カ月定期券を購入した人の更新が集中したため。

(四国新聞・2023/12/27掲載)



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