滑って丸めて雪遊び! 雲辺寺山頂にスポット 土日祝日無料で開放
「天空のブランコ」などが人気を呼んでいる香川県観音寺市大野原町の雲辺寺山頂公園に人工雪で雪遊びができるスポットがお目見えし、そり滑りなどを楽しむ親子連れらでにぎわっている。2月末までの土日祝日に設営され、無料で利用できる。
雲辺寺ロープウェイを運行する四国ケーブル(高松市)が開設。2019~20年シーズンまで人工スキー場を同公園で営業していた際の造雪機を活用し、雪が降ることが少ない香川の子どもらに雪遊びの機会を提供している。昨年12月23日を皮切りに、年末年始にも設営した。
造雪機からパイプを通して人工雪を飛ばし、高さ1~1・5メートル程度の二つの小高い山と、そり滑り専用の長さ約6メートルのスロープを造っている。官公庁や多くの企業が年末年始の休暇に入った同29日には、幼い子どもが保護者と共に次々と訪れ、そりで斜面を滑り降りたり、雪玉や雪だるまを作ったりして思い思いに雪と戯れた。
まんのう町の磯崎悠李ちゃん(3)は、父の和也さん(36)や母の亜利沙さん(32)と一緒にスコップで恐竜の卵に見立てた雪玉を作り、そりに乗って滑走した。初めての雪遊びがとても楽しかった様子で、「もっと遊びたい」とおねだりしていた。
造雪する時間は午前11時~午後3時ごろ。長靴を300~500円でレンタル(ロープウエーチケットの提示が必要)。そりの貸し出しは無料。悪天候の場合は中止。問い合わせは雲辺寺ロープウェイ0875-54-4968。
(四国新聞・2024/01/06掲載)