「かがわの食」Happyプロジェクト実行委とかがわ県産品振興機構は10日、県産食材をふんだんに使った恒例の「さぬきまるごと恵方巻」を発表した。今年はスイーツの恵方ロールも合わせて計20種類が新登場し、酢飯の代わりに讃岐うどんを使った恵方巻や、手巻きずしそっくりの和菓子ロールなどユニークな一品が仲間入り。取り扱う各店は同日から予約の受け付けを始めた。


酢飯の代わりに讃岐うどんを使った恵方巻

酢飯の代わりに讃岐うどんを使った恵方巻


 恵方巻の取り組みは、地場産品をPRするため県調理師会などが協力して実施しており、今年は飲食店など25社が参加。恵方ロールは県洋菓子協会と県菓子工業組合の加盟店を中心に19社が商品を展開する。いずれも七福神にちなみ、7種類以上の県産食材を使っている。
 恵方巻の新商品では、金時ニンジンやアスパラガス、タケノコなどの具材をうどんとノリで巻いた一品を津田の松原サービスエリア(さぬき市)が販売。中華料理店やイタリアンレストランも新たに参加しており、多彩なメニューが並ぶ。


手巻きずし風の和菓子(左)と高瀬茶の恵方ロール

手巻きずし風の和菓子(左)と高瀬茶の恵方ロール


 手巻きずし風恵方ロールは、御菓子処乃だや(丸亀市)が考案。えび天やマグロの刺し身、キュウリをういろうやようかんで再現している。フランス菓子工房ラ・ファミーユ(高松市)は高瀬茶を使い、辰(たつ)年の竜をイメージした緑色の生地のロールケーキを製造する。
 販売目標は恵方巻が全25種類で計5千本、恵方ロールが全19種類で計3500本。各商品は数量限定で先着順。メニューや価格、予約期限、受け取り日は同プロジェクトの公式サイト〈https://kensanpin.org/umaimon/〉で確認できる。

(四国新聞・2024/01/11掲載)


かがわの食Happyプロジェクト


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