バロック音楽を中心に演奏活動を展開する「コレギウム・ムジクム高松」(代表・大山晃)の第28回演奏会が10日、香川県高松市玉藻町のレクザムホール小ホールで開かれる。近年復元されたバッハの教会カンタータを中心に、彼の影響を色濃く受けたメンデルスゾーンの作品も選曲。バッハ音楽を多角的にひもとく内容となっている。


本番を前に練習に取り組むコレギウム・ムジクムのメンバー=香川県高松市玉藻町、レクザムホール

本番を前に練習に取り組むコレギウム・ムジクムのメンバー=香川県高松市玉藻町、レクザムホール


 カンタータは器楽演奏を伴う声楽曲で、バッハは礼拝用の音楽である教会カンタータを生涯で約200曲制作。メンデルスゾーンは「マタイ受難曲」の復活上演で19世紀にバッハ再評価のきっかけを作ったことで知られ、その後も多数の宗教音楽を残した。
 コンサートは2部構成で、前半にバッハの影響がうかがえるメンデルスゾーンの詩篇115番「我らにではなく、主よ」などを、後半はバッハのカンタータ124番「わがイエスをばわれは放さず」と、復元楽曲の197・1番「いと高いところの神に栄光あれ」を取り上げる。
 バッハの197・1番は歌詞と曲の断片が残されていたものをドイツの音楽学者が最新の研究に基づいて復元し、数年前に楽譜を出版。クリスマスをテーマにキリスト誕生の喜びと平和をたたえた内容で、合唱とソロ、賛美歌で構成する。「今演奏されている197番の基になったとされる曲で、他のバッハ作品と似たフレーズが随所に響くのが特徴」と代表の大山。メンデルスゾーンについても「バッハへの畏敬の念を楽曲から読み取ってほしい」としている。
 出演人数は約50人。指揮は大山代表、コンサートマスターを福崎至佐子(バイオリン)、ピアノは平田奈夏子が務める。声楽ソリストは豊永久美子、宮本早苗(以上ソプラノ)、岡本久美子(アルト)、綾智成、越智慎悟(以上テノール)、牛野亮介、河口教昌(以上バス)。
 午後6時30分開演。入場料は2千円。問い合わせは大山、電話090-9454-9932。

(四国新聞・2024/02/08掲載)



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