讃岐路に春の到来を告げる総本山善通寺大会陽(だいえよう)が24、25の両日、香川県善通寺市の同寺周辺で開かれる。25日には4年ぶりに力餅競技や稲穂投げなどのイベントを催すほか、はだか祭りのデモンストレーションも行われる。


多彩なイベントが催される総本山善通寺大会陽のポスター

多彩なイベントが催される総本山善通寺大会陽のポスター


 24日は午前11時から御影堂で宝木(しんぎ)の加持祈祷(きとう)会があり、祈祷後に高さ約2メートル、重さ約150キロの大宝木を一般公開。香木でたきしめた独特の香りがし、触れることで福にあやかれるとされる。
 25日は午前9時から、五重塔前で力餅競技がスタート。男性の部では、三方と鏡餅を含めた約150キロの運搬に挑む。同11時と午後1時からは赤門筋商店街などで「ゆるキャラ大行進」があり、1時からははだか祭りのデモ参加者も練り歩く。
 23年ぶりの限定復活となるはだか祭りデモは、五重塔前で同2時から実施。ふんどし姿の男たち約60人が、宝木を奪い合う姿を披露する。
 五重塔からの稲穂投げは同2時半から。福をもたらす稲穂や梵字(ぼんじ)を書いた餅を、僧侶らが参拝者に向けて投げる。
 甘酒接待やうどんバザーなども行われるほか、多くの露店が並ぶ予定。雨天の場合は一部イベントは中止する。

(四国新聞・2024/02/24掲載)



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