JR四国(香川県高松市)は27日、3月22日に開業する新高松駅ビル「TAKAMATSU ORNE(タカマツ・オルネ)」の詳細を発表した。新規出店のテナントは発表済みの24店を含めて47店舗で、うち3店舗は7月以降に入居する。駅南側の「COM高松」の既存16店舗と合わせ、60店舗でグランドオープンする。

 新たに整備した駅北側のビルを北館、COM高松は南館とする。この日は新たにコメダ珈琲店など22店舗を公表。コメダ珈琲店など2店舗は7月、1店舗は9月にそれぞれ入居する。
 西牧世博社長は「長時間滞在していただける駅ビルにしたい。今後の松山駅ビルや高知駅の開発の試金石となる」と述べた。
 新規47店のうち、1割超に当たる7店については、3月末までや5月の大型連休までといった期間限定での出店となる。西牧社長は店側と賃料などの条件面が折り合わなかったためとした上で、「地方では期間を限定した方が有名店を招きやすいという面もある。今後の状況を見ながら判断していきたい」とした。
 当初約60億円としていた年間売上高見込みについては「今どうこう言える段階ではない」とした。

(四国新聞・2024/02/28掲載)



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