四国八十八カ所霊場会讃岐部会は、香川の23札所を巡った記念となるシールを用意した。各札所で納経を受けた人に授与している。12月31日まで。


台紙に貼られた香川の各札所の記念シール=香川県さぬき市志度、志度寺


 今年は4年に1度の「逆打ち」の年で、通常は結願となる88番札所・大窪寺(香川県さぬき市多和)から札所を巡ると功徳が増すとされる。記念シールは、逆打ち時に出発県となる香川の札所に多くの人に足を運んでもらおうと企画した。
 シールは縦約4センチ、横約3センチの宝珠型。大窪寺から66番札所の雲辺寺(徳島県三好市)まで23種類あり、真言宗で広く唱えられている言葉「光明真言」を表す梵(ぼん)字の一部や、札所の名前や番号が書かれている。
 香川の23カ寺を訪れ、帳面か掛け軸に納経を受けた人に対し、訪問寺のシールをプレゼント。スタンプラリーのように全てのシールを集め、中央に幼少期の弘法大師空海が描かれたA3サイズの台紙(千円)に所定の順番で貼り付けると「光明真言」を表す梵字が完成するという。台紙は23カ寺で取り扱っている。

(四国新聞・2024/03/01掲載)


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