瀬戸大橋線の累計利用者数が今春にも3億人に到達するのを前に、JR四国(香川県高松市)は、謝恩キャンペーンを開始した。高松駅では記念のロゴマークをあしらったヘッドマークをお披露目。快速マリンライナーに順次掲出し、12月ごろまで運行する。



 同線は1988(昭和63)年4月に開通。利用者は97年に1億人、2009年に2億人に到達。22年10月には2億9千万人を超え、今春にも3億人に到達する見込みという。
 ロゴマークは、瀬戸内海をイメージした青色で「3億人」の文字や瀬戸大橋を列車が渡る様子を描いた。特急のしおかぜや南風の車体にもあしらう。
 3日のお披露目式では、長戸正二鉄道事業本部長が「開通から間もなく36年、瀬戸大橋線は四国と本州を結ぶ大動脈の役割を果たしている。今後も安全で快適なサービスを提供していく」とあいさつ。佐々木龍次高松駅長の合図で、記念ヘッドマークを取り付けたマリンライナーが出発した。
 キャンペーンでは、3億人達成日を予想するクイズも実施している。特設サイトで15日まで回答を募り、正解者には抽選で鉄道模型などが当たる。

(四国新聞・2024/03/09掲載)


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