早咲きの桜として知られる河津桜が、香川県東かがわ市白鳥の湊川沿いで見頃を迎えた。約300メートルにわたって一帯をピンク色に染めており、家族連れや写真愛好家らが、一足早く春の息吹を感じている。20日ごろまで楽しめる見込み。


見頃を迎えて咲き誇る河津桜=香川県東かがわ市白鳥

見頃を迎えて咲き誇る河津桜=香川県東かがわ市白鳥


 花が見られるのは、国道11号から南に約1キロ入った湊川東岸。2003年に東かがわライオンズクラブ(LC)が設立40周年記念事業の一環として植栽したもので、76本が立ち並んでいる。一帯は市を代表する花の名所で、通称「湊川河津桜ロード」として知られている。
 今年は例年並みに3月上旬に開花。8日は大勢の人が桜並木をめでながら道沿いをゆっくり歩いたり、桜をバックに家族や友人らと写真撮影を楽しんでいた。同市松原の安本侑希さん(26)は「色が濃くてすごくきれい。ピンク色の花を見ると、明るい気持ちになる」と笑顔で話した。
 10日は一帯で「湊川河津桜まつり」(同実行委主催、午前10時~午後2時)があり、飲食物や野菜が販売される。当日、周辺は午前9時から午後4時まで車両の通行止めを行い、歩行者天国となる。近くに200台分の駐車場(協力金100円)を用意している。

(四国新聞・2024/03/09掲載)



関連情報