いずれもクラリネット奏者で京都市立芸術大3年の赤池風佳さん(21)=香川県丸亀市出身=と、武蔵野音楽大3年の玉垣知穂さん(21)=香川県高松市出身=によるデュオリサイタルが22日、香川県綾歌郡宇多津町浜六番丁のユープラザうたづで開かれる。切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長してきた二人は、「木の温かみが感じられる音色を堪能して」と来場を呼びかけている。


「木の温かみ感じる音色を堪能して」と語る玉垣さん(左)と赤池さん

「木の温かみ感じる音色を堪能して」と語る玉垣さん(左)と赤池さん


 坂出高音楽科出身の赤池さんは、中学3年時から3年連続で香川ジュニア音楽コンクール木管楽器部門で金賞を受賞。玉垣さんは高松一高音楽科出身で、江戸川フィルハーモニーオーケストラ(東京)と協演するなど活躍の場を広げている。二人は高校時代「かがわジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ(KJO)」で出会ったのをきっかけに親交を深め、「念願だった」という地元で初のリサイタルが実現した。
 プログラムは、音域が広く多彩な表現ができるクラリネットの魅力を伝えようとさまざまな時代のクラシック6曲で構成。マンガーニの「演奏会用小品」で立体感のある掛け合いを披露するほか、玉垣さんがビドールの「序奏とロンド」、赤池さんがドビュッシーの「第1狂詩曲」をそれぞれソロで奏でる。ピアノは岡本純怜さん=高松市出身=。
 午後7時開演。入場料は一般1500円ほか。問い合わせは実行委、メール〈fuclakaike@gmail.com〉。

(四国新聞・2024/03/14掲載)



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