上方舞の吉村ゆきそのさん(89)が31日、香川県高松市紺屋町の高松市美術館講堂で、志度寺に伝わる「玉取海女伝説」の芸能文化について映像とトークで語る鑑賞会「舞の美意識」(上方舞の研究会主催)を開く。


「珠取海女」を踊る吉村さん=サンポートホール高松、2006年撮影の動画からキャプチャー


 ゆきそのさんは3歳から舞を習い始め、東京国立劇場、明治神宮会館をはじめ東南アジアなど海外でも多くの舞を披露してきた。県内の小学生に源平合戦をテーマにした舞を指導するなど、地元の伝統継承をライフワークとしている。
 今回は志度寺の創建1400年に合わせ、同寺に伝わる伝説を題材にした地唄舞「珠取海女」と「長刀八島」を、吉村さんが2006年にサンポートホール高松で舞った映像などで紹介。なぜ同寺にこの伝承があるのかや、それを舞で伝える文化の重要性について、吉村さんが語る。
 入場料は2千円。申し込みは吉村さん、電話090-3332-1198。

(四国新聞・2024/03/22掲載)



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