花見シーズンを目前に控え、香川県高松市の栗林公園で27日、春のライトアップに向けた試験点灯があった。ヒガンザクラの薄桃色の花びらが柔らかな明かりに照らされ、夜空に浮かび上がる幻想的な光景が園内に広がった。ライトアップは29日から4月7日まで。


試験点灯で柔らかな明かりに照らされたヒガンザクラ=香川県高松市、栗林公園


 栗林公園観光事務所によると、27日現在、講武榭(こうぶしゃ)近くのヒガンザクラが見頃を迎え、シダレザクラも咲き始めとなっている。ソメイヨシノの開花は当初25日ごろの予想だったが、降雨の影響で気温が低く推移したため、待望の“春の便り”はもう少し先になりそう。同事務所は「徐々に園内が色づいていく様子を楽しんでほしい」としている。
 春のライトアップは21回目。今回は、花見ポイントの多い北湖を周遊できるよう従来の鑑賞コースを一部変更し、計380基の灯具で約250本の桜や松などを照らす。点灯時間は午後6時から同9時(入園は同8時半まで)。問い合わせは栗林公園観光事務所、電話087-833-7411。

(四国新聞・2024/03/28掲載)



関連情報