桜の風車に幸せ願い 東かがわ・白鳥神社 手作り666本、特別御朱印も
境内に数多くの風車を飾っている香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)は、桜をイメージした風車666本を期間限定で設置している。日増しに気温が上昇する中、風を受けて気持ちよさそうにくるくると回る様子が、参拝者に春本番を告げている。5月12日まで。
同神社は2021年秋から「いい風が吹くことで、物事が良い方向に回りますように」との願いを込め、境内を色とりどりの風車で彩る取り組みをスタート。徐々に数を増やし、現在は約2千本あるという。
風車の一部は季節に合わせた色に入れ替えており、桜を題材にした風車は22年から春ごとに飾り付けている。今回も「桜咲く開運かざぐるま短冊奉納」と銘打ち、拝殿正面にある随身門前や社務所近くの表回廊の一部などに桜の花の形をした風車を設置した。
新設した風車は1本当たり直径約20センチで、神社関係者がクリアファイルを加工して仕上げた手作り品。濃淡さまざまなピンク系と白、紫の計7色を用意し、ボランティアの協力を得て、3月上旬に木製の棚に取り付けた。
風車は短冊付きで、家族の健康や良縁、受験の合格などを願う内容が多く記されている。奉納料は1短冊当たり300円。午前8時半から午後5時まで社務所で受け付けている。
また、桜をあしらった特別御朱印(500円)と、桜の花型のおみくじ(50円)も授与している。どちらも5月8日まで。問い合わせは同神社0879-25-3922。
(四国新聞・2024/04/04掲載)