シバザクラ愛らしく 高松の喫茶店、25万株が見頃
香川県高松市西植田町の喫茶店の庭園で約25万株のシバザクラが見頃を迎えている。白やピンクのかれんな花が訪れた人々を楽しませている。
シバザクラが植えられているのは「カフェ・ジャルダン」。庭園と近くの遊歩道など計約1・8ヘクタールで栽培し、毎年公開している。
庭園のメイン花壇(縦約20メートル、横約15メートル)では、今年は愛らしいクマの親子の絵柄を白やピンクのシバザクラで表現。訪れた人たちは、漂う花の香りを楽しんだり、写真に収めたりしながら思い思いに散策し、春のひとときを満喫していた。
遊歩道近くの土手には、「世界中の人たちに幸せを」「PEACE」(平和)などのメッセージを花文字で描いており、同店の猪熊笑美子さん(76)は「戦争や地震など不安を感じる出来事が多い。花を見て、ほっこりしてもらえれば」と呼びかけている。
花を楽しめるのは今月末まで。来月には、約3万5千株のナデシコが園内を彩る。開園時間は午前9時半~午後6時。入園料300円(小学生以下無料)。問い合わせは同店087-849-1926。
(四国新聞・2024/04/14掲載)