蠣三珈琲(香川県高松市)は徳島、高知、愛媛のコーヒー加工、卸売3社と共同で「四国遍路」をイメージしたドリップバッグコーヒー4種類を開発した。四国を訪れた人の土産だけでなく、「お接待」でもてなすための一杯や日常消費の需要を見込む。


「四国遍路」をイメージしたドリップバッグコーヒー

「四国遍路」をイメージしたドリップバッグコーヒー


 共同開発したのは蠣三珈琲と徳島ブラジルコーヒ(徳島市)、サブ珈琲(高知市)、日珈(松山市)。四国のコーヒーをPRするとともに、四国遍路の世界遺産登録に向けた活動に協力しようと企画した。
 4種類のコーヒーは、四国遍路になぞらえて発心、修行、菩提(ぼだい)、涅槃(ねはん)のテーマで各社が1種類ずつ担当。蠣三珈琲が担当した涅槃をイメージしたコーヒーは「目標を達成した時のご褒美」をテーマに、2種類の豆をブレンドした香り高く、まろやかな味わいが特徴という。
 価格は1種類10グラム(1杯分)で165円、クリアケース入りの4種類セットは880円。香川県内では蠣三珈琲の本社や高松シンボルタワー内の四国ショップ88などで販売。売り上げの一部は四国遍路世界遺産登録推進協議会に寄付する。

(四国新聞・2024/04/16掲載)



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