昨夏、園内に新たな栽培地を整備した香川県坂出市の番の州公園で、ムラサキハナナ(紫花菜)が見頃を迎えた。青みがかった紫色の花を無数に付け、来園者の目を楽しませている。


かれんな紫の花を付け、見頃を迎えたムラサキハナナ=香川県坂出市、番の州公園

かれんな紫の花を付け、見頃を迎えたムラサキハナナ=香川県坂出市、番の州公園


 ムラサキハナナは、中国原産のアブラナ科の一年草。同園では2010年から運動広場北側緑地で栽培していたが、周囲の樹木の成長で日当たりが悪くなったことなどから年々株が小さくなり昨年8月、番の州球場北側にある約300平方メートルの緑地に新たに栽培園を整備した。
 同9月に種をまいた約2千株は、全長50~60センチに成長。今年3月中旬から開花が始まり、4月に入って満開となった。同園を管理する坂出緩衝緑地管理事務所によると、見頃は今月末までの見通し。同事務所は「初年度で不安もあったが、きれいに咲かせることができた。この花たちが種を落として数を増やし、来年以降さらに見応えのある栽培園になるのでは」と期待している。

(四国新聞・2024/04/18掲載)



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