丸亀城(香川県丸亀市一番丁)の北側内堀に19日、42匹のこいのぼりがお目見えした。端午の節句を前にした恒例行事で、通りがかった人たちは天守や石垣を背景に春風を浴びて遊泳する姿に見入っていた。設置期間は5月17日ごろまでを予定している。


丸亀城の堀の上を悠々と泳ぐこいのぼり=香川県丸亀市一番丁

丸亀城の堀の上を悠々と泳ぐこいのぼり=香川県丸亀市一番丁


 こいのぼりの掲揚は、市民らに季節を感じてもらおうと、市緑のまちづくり協議会(会長・松永市長)が1994年から毎年実施。市民から提供されたまごいなど32匹と、近くの城乾こども園の子どもたちが手作りした10匹が用意され、市職員らが堀に渡したワイヤに飾り付けた。
 園児たちの作品は、全長約3メートルの白いこいのぼりにピンクや青など好きな色を塗ったり、動物や花木を描いたりして制作。この日は5歳児24人が設置作業を手伝い、堀の上につり下げられると「すごくきれい」「泳げー」などと歓声を上げ、全員で元気よく「こいのぼり」を合唱した。

(四国新聞・2024/04/20掲載)



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