室内楽の祭典 今夏、香川で 26日キックオフコンサート アフィニス音楽祭 四国初、機運醸成へ
国内外のオーケストラの演奏家が集う室内楽の祭典「アフィニス夏の音楽祭2024かがわ」が今夏と来夏、香川県高松市玉藻町のレクザムホールなどで開かれる。4月26日には第一線で活躍する演奏家3人によるキックオフコンサートが同ホールで行われ、音楽祭に向けて機運を盛り上げる。
音楽祭は芸術文化の振興に取り組む公益財団法人アフィニス文化財団(東京)が1989年から長野県や広島県などで開催。国内外のプロ奏者が公演に向けた練習風景を公開するほか、楽器のワークショップや子ども向けの演奏会を開いて幅広い世代に音楽の魅力を伝えている。四国初となる香川での音楽祭は8月17~25日と来夏(日程は未定)の2度、実施する。
キックオフコンサートの出演者は、高松市出身のピアニスト香川明美さんと同音楽祭音楽監督でバイオリン奏者の川崎洋介さん、芸大フィルハーモニア管弦楽団チェロ奏者の夏秋裕一さんの3人。ラベルの「バイオリンとチェロのためのソナタ」とメンデルスゾーンの「ピアノ三重奏曲第1番」で室内楽の優美な音色を県民に届ける。
午後2時45分開演。入場無料。問い合わせは同ホール、電話087-823-5023。
(四国新聞・2024/04/24掲載)