香川県坂出市が今年採用した公共下水道マンホールのふたのデザインが、「マンホールカード」になって登場。26日からJR坂出駅(香川県坂出市元町)構内の市観光協会で配布を始める。


坂出市が今年採用したデザインを紹介する「マンホールカード」


 マンホールカードは、楽しみながら下水道への理解、関心を深めることなどを目的に、ご当地のふたのデザインを紹介するもの。下水道関連企業などでつくる団体「下水道広報プラットホーム」の監修の下、2016年から全国の自治体などが統一規格で発行しており、これまでに684自治体・団体が1002種類を製作、配布した。
 坂出市は今回初めて、第22弾として発行する全国33自治体の一つとなった。デザインは市が昨年度初めて行った一般公募の応募作から2月に選んだもので、青い空と海と瀬戸大橋、国の重要文化財・鍋島灯台(同市与島町)を描き、市花の桜とコスモスを彩りに添えた。
 カードの大きさは縦8.8センチ、横6.3センチ。表にふたの写真と設置場所を示す緯度と経度を表記、裏にはデザインの由来と瀬戸大橋についての解説などを記載している。市は「カードを手にして、坂出にも興味を持つきっかけとなれば」と期待している。

(四国新聞・2024/04/25掲載)



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