香川県三豊市で古くから続き、財産や権勢のあった「豪家(ごうか)」について紹介する企画展「三豊の豪家 vol.2」が同市山本町の市文書館で開かれている。合併前の旧7町のうち三野、豊中、仁尾で登録有形文化財に近年指定された居宅を中心に文書や写真をパネルで紹介し、往時の繁栄ぶりを伝えている。5日まで(3日休館)。


三豊の豪家の繁栄ぶりを伝える企画展=香川県三豊市山本町、市文書館

三豊の豪家の繁栄ぶりを伝える企画展=香川県三豊市山本町、市文書館


 三豊の市域には江戸時代から戦前にかけて多くの豪家が存在した。大相撲の番付表を模して作られた「長者番付」で、県内では上位の常連だったという。市文書館では旧7町のうち山本、財田の豪家をテーマにした企画展を2018年に実施しており、今回は第2弾。
 三野では、商家で呉服店を営み、住宅主屋などが22年に登録有形文化財に指定された丸岡家にスポットを当てた。本格的な洋風建築の呉服店の建物は1999年に登録有形文化財になり、下高瀬簡易郵便局として現在も利用されている様子を伝えている。
 豊中では旧笠田村の歴代村長を輩出した鳥取家を取り上げた。本家から分家した柔三郎の居宅などが2021年に登録有形文化財になり、ゲストハウスとして活用されていることを紹介。高円宮妃久子さまにつながる家系図も示している。
 仁尾は豪商として知られた塩田家。製塩業を手がけて「塩田王」と呼ばれた塩田忠左衛門が居宅とした「松賀屋」が22年に登録有形文化財になっており、間取り図などを掲示している。
 入館無料。開館時間は午前9時~午後5時。

(四国新聞・2024/05/02掲載)


三豊市文書館



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