あでやか 咲き誇るバラ 高松・亀水公園 香りふわり 来場者魅了
香川県高松市亀水町のマンモスプレイパークTARUMI(亀水中央公園)で、赤や白、ピンクなど色とりどりのバラが見頃を迎えている。約105種1600株のあでやかな花々が、訪れた市民らを魅了している。
同園は敷地面積約2万5千平方メートル。園内に南北に広がるバラ園は県内有数の規模で、現在、早咲きや中間咲きの品種を中心に八分咲き~ほぼ満開となっている。
開花の進みが早い南側花壇は、ほぼ満開。直径13センチほどの白や深紅の大輪をはじめ、花弁にグラデーションや縁取りがある品種など、多種多彩な花が競うように咲き誇っている。
香りを楽しめるバラを多数植えた北側花壇では、風に乗って数歩先まで香るともいわれる強香の「桃香」などが見頃。訪れた人たちは、園内をゆっくりと巡りながら、風に乗ってふわっと漂う芳香を堪能したり、写真に収めたりしていた。
11、12日の2日間、県内のバラの愛好家でつくる「さぬきばら会」(石原洋子会長)が同所で「ばらまつり」を開く。栽培講習(午前11時、午後1時の1日2回)をはじめ、苗の販売、会員による栽培相談も行う。亀水地区でとれたコメや野菜の販売などもある。開催時間は午前9時から午後4時まで(12日は同3時まで)。参加無料。小雨決行。
(四国新聞・2024/05/11掲載)