香川県坂出市京町の近代建築物「人工土地」の屋上庭園で栽培されているバラが、見頃を迎えている。赤や紫、オレンジと、色とりどりに150種200株ほどが咲き誇り、来場者を美しい姿と豊かな香りで楽しませている。


人工土地屋上庭園に咲き、美しい姿と豊かな香りで来場者を楽しませるバラ=香川県坂出市京町

人工土地屋上庭園に咲き、美しい姿と豊かな香りで来場者を楽しませるバラ=香川県坂出市京町


 屋上庭園は、2012年に地元住民が同所にバラを植えたことから栽培がスタートした。現在は、県内の愛好家約30人でつくるボランティアグループ「人工土地ルーフガーデナーズ」が栽培を担当している。
 同グループによると、今年は4月以降天候に恵まれたこともあり、色づきなど生育状態は良好。今月に入り開花が始まり、現在最盛期となっている。淡いオレンジ色をした愛らしい花を咲かせるサンセットグロウや、直径が10センチを超える大輪の花が特徴のプリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケントなど、形も香りも違う花が約380平方メートルの庭園を彩っている。
 見頃は20日ごろまでの見込み。同グループの野方雅裕事務局長は「バラ園のすぐ上に広がる青空との素晴らしいコントラストを見に来てほしい」と呼びかけている。
 同園では11、12両日の午前10時~午後4時、「ローズフェスタ2024」を開催。バラアレンジメント作品の展示や苗木販売、同グループメンバーによる育成方法の指導などを行う。入場無料。

(四国新聞・2024/05/11掲載)



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