香川県高松市亀水町の亀水川周辺で、初夏の訪れを告げるホタルが舞い始めた。黄緑色の小さな光がふわりふわりと水面を舞い、地元住民らが幻想的な光のショーを楽しんでいる。


黄緑色の光を放ちながら、川沿いを飛び交うホタル=香川県高松市亀水町(比較明合成)

黄緑色の光を放ちながら、川沿いを飛び交うホタル=香川県高松市亀水町(比較明合成)


 地域の環境保全に取り組む高橋泰雄さん(81)によると、今月上旬から数匹が飛び始めた。辺りが暗くなる頃、川沿いに生い茂る草の中からぽつぽつとホタルの光が点滅し始め、午後8時ごろには数十匹が淡い光跡を残しながら飛び交う様子が見られる。
 今後、日中がよく晴れて気温が高く、風が弱い夜にはホタルの群れが増えるそうで、高橋さんは「ホタルの優しい光は見る人の心を癒やしてくれる。マナーを守りながら静かに堪能してもらえれば」と話している。ホタルの乱舞は今月下旬まで楽しめるという。

(四国新聞・2024/05/16掲載)



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