ガラス作家・杉山×イラスト・うにの 優しい世界観が融合 高松で25日からコラボ展
香川県高松市のガラス作家杉山利恵とイラストレーターうにのれおなの初のコラボレーション展が、25~27日と6月1~3日に同市松福町のガラス工房「Rie Glass Garden」ギャラリーで開かれる。瀬戸内の情景をあしらった青や緑色のグラスなど約100点が並び、2人のほのぼのとした世界観の融合が楽しめる。
杉山は庵治石の粉やオリーブの灰を原料にした青色と緑色のガラスを考案。2013年にオープンした同工房で食器やアート作品を制作している。うにのはクレヨンを塗り重ねて表面を削り模様を付けるスクラッチの技法を用い、温かみのあるイラストで知られる。コラボ展は両者の作風に共通点を感じていた杉山がうにのに依頼して実現した。
コラボ作品は、ガラスに砂を吹き付けてデザインを彫るサンドブラスト技法で制作。ヨットが浮かぶ瀬戸内海やオリーブの木など8種類の新作イラストをあしらったグラスのほか、ペーパーウエートも並び、いずれもガラスの優しい色合いとマッチしている。会場ではうにのの原画やハンカチなどグッズも販売する。
杉山は「2人がワクワクしながら作った作品をぜひ楽しんで」と来場を呼びかけている。土、日曜はうにのが在廊。問い合わせは同工房、電話090-4782-4681。
(四国新聞・2024/05/23掲載)