高松空港(香川県高松市香南町)が12月に開港35周年を迎えるのを記念し、高松空港株式会社は14日、「旅」と「アート」がテーマのイベントやキャンペーンを行うと発表した。札幌・新千歳空港への直行便を夏に期間限定で運航するほか、「アート県・かがわ」の空の玄関口として、香川ゆかりの芸術家とのコラボ商品の販売などを予定している。


高松空港35周年記念ロゴマーク

高松空港35周年記念ロゴマーク


 「旅」にまつわる企画では、8月29日~9月2日に高松―新千歳間のチャーター便を計9便運航。11月23日には「かがわそら旅博(仮称)」を同市のサンメッセ香川で開催し、定期路線のある国内外の都市での旅行の楽しみ方や現地の最新情報を紹介する。
 空港のアート化の取り組みでは、現代美術家川島猛さんらがデザインした箱に香川の銘菓などを詰めたオリジナルギフトを、7月15日から旅客ターミナルビルで販売。地元アーティストらの作品を展示するコーナーも9月上旬に設ける。
 通常立ち入ることができない滑走路を歩くイベントを8月4日に開催予定。12月14日には記念セレモニーも行う。瀬戸内海の島々や香川らしい「おむすび山」をイメージした35周年の記念ロゴマークも制作した。
 高松空港は、同市林町にあった旧空港が手狭になったことなどを受け、1989年12月に開港。現在の定期路線は国内3、国際4の計7路線が就航しており、今年3月末までの定期路線の利用客数は延べ5101万人超に上っている。

(四国新聞・2024/06/15掲載)


高松空港



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