「あじさいの宮」として親しまれている香川県観音寺市粟井町の粟井神社で、境内や裏山の斜面を覆うアジサイが見頃を迎えた。16日には「粟井あじさい祭り」(同実行委員会主催)のイベントが開かれる。


セイヨウアジサイとガクアジサイが一緒に楽しめる遊歩道の入り口=観音寺市粟井町、粟井神社

セイヨウアジサイとガクアジサイが一緒に楽しめる遊歩道の入り口=観音寺市粟井町、粟井神社


 同神社は西讃を代表するアジサイの名所で、約3千株が植わる。青や紫、白などのセイヨウアジサイに加え、個性的な花姿のガクアジサイも多く見られる。
 咲き具合は場所によってばらつきがあるが、全体としては昨年より1週間ほど遅いといい、今月末ごろまで楽しめそう。手水(ちょうず)舎の鉢には色とりどりの花が浮かべられ、絶好の撮影スポットとなっている。
 高松市木太町の上甲友美さん(42)は8歳、4歳、2歳の子どもを連れて遊歩道を散策。「何年も前から来たいと思っていた。見たことのない品種に出合えて良かった」と喜んでいた。
 16日は午前10時から大正琴や吹奏楽、和太鼓の演奏のほか、腹おどりが披露される。臨時駐車場を粟井小学校、粟井公民館に設ける。
 同神社ではアジサイの時季に合わせ、「紫陽花祭」と記した特別御朱印を授与している。今年は桃色、すみれ色、だいだい色の3種類で、1枚500円。

(四国新聞・2024/06/16掲載)



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