高校生らパフォーマー集結 かがわ文化芸術祭2024概要決定 舞台充実、10月開幕 参加公演・行事募集 10月31日締め切り
香川県民による文化芸術の祭典「かがわ文化芸術祭2024」の実行委員会が、本年度の開催概要を発表した。主催事業では県内トップレベルの高校生らが音楽や演劇など百花繚乱(りょうらん)のステージを繰り広げる「かがわジュニア舞台芸術祭(仮)」がメイン。県内の団体、個人が企画する参加公演・行事は10月31日まで募集する。芸術祭の会期は10月1日から12月31日まで。
県などでつくる実行委が主催。66回目となる芸術祭は「もっといろいろ、かがわアーツ」をテーマに、主催事業5件と特別共催事業、参加公演・行事で構成する。
主催事業の「かがわジュニア舞台芸術祭」は、来夏に香川で開かれる全国高校総合文化祭(総文祭)の機運を盛り上げようと企画。昨年の総文祭で四国ブロック代表として出場した観音寺一高演劇部をはじめ、音楽やバレエ、漫才など次世代を担う高校生らのパフォーマーが集結する。
さらに、今回は県内の個人・団体が15分の持ち時間で郷土芸能や演劇などのパフォーマンスを披露する「めんめの発表会」が5年ぶりに復活。東かがわ市の讃州井筒屋敷で11月10日に開き、出演者は9月20日まで募集している。恒例のアートワークショップは、10月13日にさぬき市で地元の廃材を使ったアートをテーマに実施する。
特別共催事業では、瀬戸内海国立公園指定90周年を記念し瀬戸フィルハーモニー交響楽団がコンサートを開く。ラベルの「ボレロ」に加え、ドキュメンタリー映画「SETOUCHI THE MOVIE」の上映に合わせて海にまつわる名曲を演奏する。このほか県立ミュージアムなどの特別展もある。
参加公演・行事は、音楽や演劇、美術など11部門が対象。採用された事業は芸術祭のホームページなどに情報を掲載する。
問い合わせは県文化振興課、電話087-832-3785。
(四国新聞・2024/06/21掲載)