香川県仲多度郡まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園で、アジサイが見頃を迎えている。園内の「あじさい苑」では、5500平方メートルに約40品種2万本が色とりどりに咲き誇り、梅雨の時季を涼しげに演出している。今月いっぱい楽しめる見込み。火曜休園。


色とりどりに咲き誇るアジサイ=まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園

色とりどりに咲き誇るアジサイ=まんのう町吉野、国営讃岐まんのう公園


 高低差のある花畑では、淡い青色やピンク色のホンアジサイをはじめ、明るい青紫色のセルリアンブルーマナスル、桃色で小ぶりな球形が特徴的なピンクアナベルなどが華やかさを競うように咲き誇っている。同公園によると、今年の開花は例年より1週間ほど遅めで推移している。
 来園者は池沿いの遊歩道をゆっくりと歩きながら、お気に入りの花を見つけては写真を撮ったり花をめでたりしている。夫と訪れた丸亀市の香川美恵子さん(73)は自宅でもアジサイを栽培しているそうで、「いろんなアジサイの名所に行くが、ここは種類が多く散策が楽しい」と笑顔で話した。
 同公園では30日まで「あじさいまつり」として、和傘の無料レンタルを実施。22、23日には午前10時から午後3時まで、抹茶と和菓子を味わえる「あじさい苑野点(のだて)」を開く(各日先着100人、大人400円)。問い合わせは同公園0877-79-1700。

(四国新聞・2024/06/21掲載)


国営讃岐まんのう公園



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