香川県小豆郡小豆島町西村の観光農園「小豆島オリーブ園」で、青紫色のジャカランダが見頃を迎えている。オリーブの木々や青空を背景に、風に揺れるかれんな花々が、周囲に清涼感を運んでいる。


初夏の日差しを受けて鮮やかに輝く青紫色のジャカランダ=小豆島町西村、小豆島オリーブ園

初夏の日差しを受けて鮮やかに輝く青紫色のジャカランダ=小豆島町西村、小豆島オリーブ園


 ジャカランダはブラジルなどの南米が原産地。ノウゼンカズラ科の落葉高木で、花の美しさから「世界三大花木」の一つとされ、紫雲木とも呼ばれる。同園では1984年ごろに3本を植樹し、2014年にも追加で植え付け、現在は8本を育てている。
 同園の樹木は高さ4~5メートルで枝ぶりも見事。例年6月上旬から花を咲かせているが、今年は春以降の気温が高めに推移し、適度な降水もあったことから、花付きも色づきも抜群で、一つの花房に、長さ3センチ程度の釣り鐘状の花を数十個付けている。見頃は7月上旬までの見通し。
 同園では「ジャカランダには『花が頭に落ちると幸運が訪れる』との言い伝えがある。オリーブのハート形の葉を探すのと一緒に、観賞に訪れてもらえれば」としている。

(四国新聞・2024/07/01掲載)



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