ベネッセ、福武財団も10月から 直島、豊島、犬島 11施設の入館料
ベネッセホールディングス(岡山市)と福武財団(香川県香川郡直島町)は16日、直島、豊島、犬島にある全24の施設・プロジェクトのうち、11施設の窓口で支払う入館料を10月1日から値上げすると発表した。施設の鑑賞環境の向上などが理由。
料金改定の対象は地中美術館(直島町)や豊島美術館(土庄町)、犬島精錬所美術館、犬島「家プロジェクト」(岡山市)などで、100~900円値上げする。地中美術館は現在2100円で、来館者が多いことから価格変動制を導入し、平日が2800円、土日祝日は3千円となる。改定後の料金は8月1日以降にベネッセアートサイト直島のホームページに掲載される予定。
併せて「直島銭湯『I♥湯』」を除く3島の全施設でオンラインチケットを導入。近年、インバウンドを含め来館者が増加していることから、利便性の向上や混雑緩和を図るのが狙い。10月1日以降の入館を対象に8月1日から受け付ける。チケット料金は大半の施設で窓口の金額と異なる。
また、オンラインチケットの購入や島内周遊に活用できる公式アプリを10月中にリリースする。
(四国新聞・2024/07/17掲載)