梅雨明けで暑さが一気に夏本番を迎える中、香川県小豆郡土庄町肥土山の銚子渓自然動物園「お猿の国」で21日、園内の池に今夏初めて水がいっぱいに張られた。サルたちは涼を求めて池に飛び込んだり、子ザルを背負ったまま器用に泳いだりし、観光客は「サルのプール開きだね」「親子で楽しそう」などと光景を楽しんでいた。


水を張ったばかりの池で、水遊びを楽しむサルたち=香川県小豆郡土庄町肥土山、お猿の国

水を張ったばかりの池で、水遊びを楽しむサルたち=香川県小豆郡土庄町肥土山、お猿の国


 約300匹のニホンザルを餌付けしている同園は、毎年7月中旬から8月末ごろまで、園中央の餌場近くにある池に近くの川の水を引き込んで、暑さをしのぐ場にしている。水は1週間ごとに入れ替えている。
 この日、池の水がいっぱいになるとサルたちは興味深そうに集まり、そっと水に触れたり、水を注いでいるホースを握って直接水を飲んだり、また池に潜ったりして楽しんだ。サルの泳ぐ姿や築山などに上がった後に体を振って水しぶきを飛ばす様子が、観光客らの視線を引き付けていた。

(四国新聞・2024/07/23掲載)


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