上方舞の吉村ゆきそのさん=香川県高松市出身=が主宰する「上方舞の研究会」が8月17日、高松市紺屋町の高松市美術館講堂で、志度寺(さぬき市)に伝わる「海女の玉取伝説」について映像とトークで紹介する「舞の美意識」を開く。


志度寺の五重塔落慶法要で舞を披露する吉村さん=1975年

志度寺の五重塔落慶法要で舞を披露する吉村さん=1975年


 吉村さんは80年以上にわたって上方舞に取り組み、現在は後進の指導に当たるとともに、舞の素晴らしさを広く伝えるため、積極的に活動している。
 第1部は、吉村さんと志度寺との縁を中心に紹介。同寺の十河彰澄住職のインタビュー映像などを織り交ぜながら、1975年に五重塔落成記念に舞を奉納したり、「海女の玉取伝説」をテーマにした舞に長年取り組んだりしている経緯を語る。
 また第2部では、明治神宮会館(東京)で披露した、同伝説を題材にした吉村さんの創作舞「恩愛 夢幻の珠取」の映像を上映。優美な舞で物語をたどる。
 第1部は午前11時、第2部は午後2時開演。入場料は各2千円。申し込みは吉村さん、電話090-3332-1198。

(四国新聞・2024/07/24掲載)



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