ハマボウの花、鮮やかに輝く 土庄・鹿島海水浴場
香川県小豆郡土庄町の鹿島海水浴場で、ハイビスカスに似た黄色いハマボウの花が見頃を迎えている。潮風に揺れ、夏の日差しを受けて鮮やかに輝く様子が、海水浴客らの視線を引き付けている。花は8月中旬ごろまで楽しめるという。
同海水浴場のハマボウは地元のボランティア団体「一滴(ひとしずく)の会」(毛利成一会長、12人)が植樹して手入れを続けており、砂浜に沿って高さ約2~4メートルの計26本が並んでいる。
花は今月上旬から咲き始めた。青い海、緑の山々、白い砂浜の中で黄色が映え、潮風の香りや波音と相まって南国ムードを演出している。
ハマボウはアオイ科の落葉低木。朝に咲いて夕方にはしぼむ「一日花」で、2004年に県の絶滅危惧Ⅰ類に選定された。島内では同町小部の小部海水浴場、同町小海の道の駅「大坂城残石記念公園」、小豆島町西村のオリーブビーチ、同町福田の遠出浜海岸などでも見られる。
(四国新聞・2024/07/25掲載)