県立アリーナ開館イベント 来年3月にRIZIN 総合格闘技、県など調印
香川県高松市サンポートに来年2月にオープンする県立アリーナ(新県立体育館)の開館記念イベントの一環として、総合格闘技「RIZIN(ライジン)」の公式大会が来年3月30日に開催されることが28日、明らかになった。県立アリーナの開館記念イベントが決まるのは初めて。1万人規模の観客を見込む。これまで県内で開催できなかった大型イベントで、計画が進むコンサートなどとともに施設の開館を県内外にアピールする。
同日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開かれたRIZINの大会で、主催するドリームファクトリーワールドワイド(東京)の榊原信行社長が明らかにした。
大会前には、榊原社長と県立アリーナの指定管理者で香川アリーナコンソーシアム代表団体の穴吹エンタープライズの三村和馬社長が、大会開催に関する調印書に署名。池田豊人知事、RIZIN香川大会招致実行委員長を務める大山一郎県議が立ち会った。
県立アリーナは2月24日にオープン予定で、コンソーシアムはコンサート、興行スポーツ、MICE(国際会議や学会など)の3形態でそれぞれ記念イベントを企画。RIZINは興行スポーツの記念イベントとなる。他の2形態についても調整を進めている。
県立アリーナで開かれる「RIZIN.50 あなぶきアリーナ香川大会」(仮称)はナンバーシリーズと呼ばれる同団体のメイン大会で、香川大会は50回目の節目。シリーズは首都圏や大阪、愛知など主要都市で開かれており、中四国では初開催となる。今回はドリーム社と県内などで地域創生事業を手がけるサクセス(高松市)が共催する。
調印後、知事は「世界でも美しいアリーナと自負するこの施設で世界的格闘技イベントが開催できることになり、今から期待している」、榊原社長は「香川の皆さんの熱い思いに応え、最高の形の大会が届けられるよう全力でやりたい」と話した。
(四国新聞・2024/07/29掲載)