幻想的な光景、来園者魅了 玉藻公園 ライトアップ始まる
香川県高松市玉藻町の史跡高松城跡・玉藻公園で12日夕、ライトアップイベント「玉藻あかり物語」が始まった。夏の宵闇に、天守台や艮櫓(うしとらやぐら)、園路が柔らかな光に包まれ、昼間とはひと味違った幻想的な美しさが来園者を魅了している。21日まで。
イベントは市とJTB高松支店、県キッチンカー協会による実行委が夜型観光の推進やにぎわい創出を図ろうと、瀬戸内海国立公園指定90周年を記念して企画。南海トラフ地震の臨時情報発表を受け、災害発生時には安全に避難誘導を行えるよう対策を施しながら行っている。
天守台の石垣は、園内10カ所に設置された発光ダイオード(LED)ライトに照らされ、厳かな雰囲気に。日によって赤、緑、紫、白色の光に彩られるという艮櫓はこの日、赤色に染まり、幻想的な光景に来園者が足を止めて見入っていた。
西門と桜御門では、瀬戸内海の波をテーマにしたプロジェクションマッピングが行われたほか、二の丸跡ではステージイベントやキッチンカーの出店もあり、大勢の来園者でにぎわった。
ライトアップは午後6時~同9時半。入園料(大人200円、子ども100円)が必要。13日はさぬき高松まつりの花火特別観覧があり、午後6時以降は事前予約者のみ入園できる。
(四国新聞・2024/08/14掲載)
史跡高松城跡玉藻公園ライトアップイベント 『玉藻あかり物語』 を開催します!