高松まつり開幕 夏の祭典、県都華やぐ
県都の夏の風物詩「第57回さぬき高松まつり」(高松市、高松まつり振興会主催、四国新聞社、西日本放送など協賛)は12日夕、開幕した。同市番町の市中央公園で、ゆかたグランプリやお笑いライブなどのステージイベントを実施。初日から会場は華やぎ、詰めかけた家族連れらの笑顔があふれた。
強い西日が照りつける午後5時半過ぎ、まつりは讃岐国分寺太鼓保存会の力強い演奏で幕を開けた。古くから伝わる盆踊り「正調一合まいた」の輪踊りでは、大西秀人市長ら約50人がゆったりとした舞を披露。同振興会の古川康造会長が開会宣言をした後、2年目を迎えた高松ゆめ大使3人の紹介なども行われた。
日が暮れると、一段と夏祭りらしい雰囲気に。「ゆかたグランプリ2024」では男女12人が涼やかな浴衣の魅力などをアピール。このほか、お笑いコンビのどぶろっく、テツandトモのライブなどもあり、大いに盛り上がった。
この日の来場者数は、昨年並みの約9万人(主催者調べ)。市などは14日までの3日間、熱中症対策の徹底に加え、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表を受けて災害発生時の対応などに万全を期しながら、各種イベントを展開する。2日目の13日は花火大会のほか、お笑いや音楽ライブなどが行われる。
(四国新聞・2024/08/13掲載)