戦没者を慰霊し恒久平和を願う「万灯(まんとう)みたままつり」が13日から15日まで、香川県善通寺市文京町の讃岐宮県護国神社(金森重昭宮司)で開かれる。約2千張りのちょうちんが参道を照らし、幻想的な雰囲気を醸し出す。点灯は午後6時から同9時まで。


幻想的に照らされた参道をそぞろ歩く参拝者ら=香川県善通寺市文京町、讃岐宮県護国神社

幻想的に照らされた参道をそぞろ歩く参拝者ら=香川県善通寺市文京町、讃岐宮県護国神社


 同まつりはお盆の恒例行事。鳥居から社殿まで約100メートルの参道両側に、県内外の戦没者遺族らが献灯したちょうちんが並ぶ。夕闇の中を帯状に浮かび上がる明かりや、奥にたたずむ厳かな社殿は、写真愛好家らの撮影スポットとしても親しまれている。
 12日夜には、同まつりの関連行事「日本の太鼓フェスティバル」(実行委主催)があり、一足早くちょうちんを点灯。地元の善通寺龍神太鼓をはじめ8団体が勇壮な音を響かせる中、参拝者らは幻想的な雰囲気の境内をそぞろ歩いた。

(四国新聞・2024/08/13掲載)



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