十五夜(9月17日)や十三夜(10月15日)に合わせて香川県などは、県産食材を使った「さぬきの月見だんご」を販売する。昨年に続き2度目で、今回は8種類を用意した。19日から予約販売を始め、9月1日以降順次、県内の和菓子店8社12店舗の店頭に並ぶ。


県産食材をふんだんに使用した「さぬきの月見だんご」

県産食材をふんだんに使用した「さぬきの月見だんご」


 官民挙げて香川の食の魅力を発信する「『かがわの食』Happyプロジェクト」の一環。十五夜に月見団子を供える風習にちなみ、県産食材の認知度向上と消費拡大につなげる狙い。
 月見団子には、県産ブランド米「おいでまい」や、善通寺市特産の讃岐もち麦ダイシモチなどを使用。和三盆糖や希少糖、オリーブオイル、しょうゆなどで甘みを引き出したり、風味を付けたりしている。みたらしやこしあんのシンプルな団子のほか、讃州大黒豆を使った串団子、山に見立てたどら焼きに月をイメージした団子を乗せたものなど各店が趣向を凝らしたオリジナルの一品を提供する。
 菓子研究団体「香川二六会」が開発に協力。価格は各店で異なり、1個200円など。同会の浜田浩二会長は「家族や友人と月を見ながら食べてもらえたら。改めて香川の食材の良さを知って」としている。
 また、9月17日には玉藻公園(高松市玉藻町)の披雲閣で、各店の月見団子とサヌカイトの演奏が楽しめる関連イベントを開催。事前予約制で、チケットは1人2400円(入園料込み)。問い合わせは香川二六会事務局、電話0877-24-5188。
 さぬきの月見だんごの販売期間などの詳細は公式サイトで確認できる。問い合わせは各店へ。

(四国新聞・2024/08/20掲載)


「かがわの食」Happyプロジェクト


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