祖谷や父母ケ浜へ 琴平から定期運行 琴平バス、訪日客向け
四国観光を楽しむ外国人旅行客らの利便性を高めようと、琴平バス(香川県仲多度郡琴平町、楠木泰二朗社長)は20日から、同町から祖谷渓谷(徳島県三好市)への定期観光バスを運行する。同町と父母ケ浜(香川県三豊市)などを結ぶシャトル便も開始、琴平の観光拠点化を目指す。
同社によると、同町は古くから金刀比羅宮への参拝客でにぎわってきたが、宿泊は1泊のみが大半で、日帰り客も増加傾向にある。同町を拠点に、車で約1時間圏内にある人気観光地を周遊できるようにし、町内での滞在日数の延長を図る。
祖谷渓谷への定期観光バスは毎日運行(お盆期間など除く)。マイクロバスでかずら橋や大歩危峡を巡る日帰りツアーで、オプションで昼食や温泉もつけられる。料金は9800円。
ジャンボタクシーを使ったシャトル便は毎日8便運行。父母ケ浜や、まんのう町のチョコレート工房「サニーサイドフィールズ」などを経由する。料金は、こんぴら参道口から父母ケ浜までが片道2200円。
いずれも主なターゲットは訪日客で、英語のガイドブックを用意している。
(四国新聞・2024/09/19掲載)