東かがわ市馬篠の複合温泉施設「ベッセルおおちの湯」は今月から、テント張りや食事の準備なく楽しめるキャンプ「グランピング」を始めた。同市では初めての試みで、眼下に瀬戸内海が広がる抜群のロケーションや地元食材を使ったバーベキュー、水上スポーツなど自然豊かな市の魅力が味わえる。10月末まで。



 グランピングは、グラマラス(魅力的な)とキャンピングを掛け合わせた言葉。施設側がテントや食事を準備しており、若い世代を中心に近年人気を集めている。

 指定管理者「創裕」(高松市)とリゾート施設に特化した人材派遣を行う「ダイブ」(東京)の共同運営で2日からスタート。瀬戸内海が一望できる屋外の遊休スペースにウッドデッキを敷き、その上に最大で大人3人が宿泊できる直径約5メートルのテントを3基用意した。

 テント内にはベッドやソファー、モバイル電源、スポットクーラーなど快適に過ごせる設備を用意。夕食のバーベキューの片付けは施設スタッフが行う。

 利用者は近くの山田海岸でボードとパドルを使った水上スポーツ「SUP」の体験ができるほか、県産の魚介類を使った海鮮アヒージョや、オリーブ地鶏も味わえるバーベキューの夕食、温泉施設での入浴、施設内にあるレストランでの朝食が楽しめる。

 料金は時期で変動し、1泊2食付きの大人(10歳以上)2人利用で2万6400円から。同施設は「瀬戸内海に面した美しい景色を楽しみ、県内外の人に東かがわ市の魅力を感じてほしい」としている。問い合わせは同施設〈0879(26)1126〉。

(四国新聞・2019/08/11掲載)

ベッセルおおち 瀬戸内グランピング


所在地 香川県東かがわ市馬篠1200
休業日 第2火曜日、第2水曜日、8/6、8/7、11月~3月
TEL 0879-26-1126

ベッセルおおちの湯



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