ちょうさシーズン幕開け 観音寺 きょうから秋祭り
金糸銀糸の刺しゅうで飾ったちょうさ(太鼓台)の練り歩きが名物の観音寺市内の秋祭りが5日からスタートする。市内には118台のちょうさがあり、うち23台が集結する「さぬき豊浜ちょうさ祭」は11日から。市内各地は27日にかけての週末、ちょうさ祭りの熱気に包まれる。
5、6両日の伊吹地区の伊吹八幡神社、大野原町内野々地区の三部神社が皮切り。伊吹地区では、みこしが漁船に乗り込んで伊吹島を1周する船渡御が6日に行われる。
さぬき豊浜ちょうさ祭は豊浜八幡神社で11日午後1時からちょうさが宮入り。ちょうさを差し上げて高さや勇壮さを競う「かき比べ」は和田お祭り広場で12日午後6時から、一宮神社で13日午後3時から。
琴弾八幡宮大祭では19、20両日の午後1時ごろからちょうさ9台が宮入りし、かき比べが繰り広げられる見込み。19日午後7時からは財田川河口で奉納花火の打ち上げがある。
行事予定は、天候などによって中止になる場合や時間が前後する場合がある。ちょうさの運行に伴い、各地で交通渋滞が予想され、予定される衆院選の選挙活動とも重なるため、関係機関は交通事故に注意し、時間に余裕を持って行動するよう呼びかけている。
市観光協会は「秋祭りガイド 2024保存版」を1万2千部作製。市総合コミュニティセンター、大正橋プラザ観光案内所などで配布している。問い合わせは観音寺市観光協会〈0875-24-2150〉。
(四国新聞・2024/10/05掲載)