コスモス風車、秋風に揺れ 白鳥神社、手作り666本
数多くの風車が境内を彩る香川県東かがわ市松原の白鳥神社(猪熊兼年宮司)は、願い事を託せる短冊付きのコスモスをイメージした風車666本を期間限定で設置している。爽やかな秋風を受けて、風車がくるくると回る様子を参拝者が楽しんでいる。設置は11月末まで。
同神社は2021年秋から「いい風が吹くことで、物事が良い方向に回りますように」との願いを込め、境内に色とりどりの風車を設置。今回のコスモス風車を含めて、現在は約2千本が彩っている。
「参拝者に四季を感じてほしい」という思いを込めて風車の一部は、季節に合わせた形や色に入れ替えている。コスモス風車の設置は22年以来2回目。「コスモスかざぐるま短冊奉納」と銘打ち、拝殿正面にある随神門前や社務所近くの表回廊などに設置している。
風車は1本当たり直径約20センチで、神社関係者による手作り品。ボランティアの協力を得て9月初めに取り付けた。早速多くの参拝者が訪問して、だいだい色や赤色、黄色など6色の風車が、秋風に吹かれる様子を写真に撮ったり、眺めたりして静かな時間を楽しんでいる。
奉納は社務所で午前8時半~午後5時に受け付け、初穂料は1短冊当たり300円。家内安全や良縁、健康など願い事の内容は自由としている。同神社は「コスモスは東かがわの市花で11月になると各地で満開になる。一足早く満開になった当社で秋の訪れを感じてほしい」としている。
(四国新聞・2024/10/07掲載)