幕末の若者群像を描く 劇団「銀河鉄道」が公演 12、13日・高松
高松市を拠点に活動するアマチュア劇団「銀河鉄道」(上村良介主宰)によるミュージカル「幕末純情伝」が12、13の両日、香川県高松市のサンポートホール高松第1小ホールで上演される。幕末という激動の時代を生きた若者の群像劇をダンスなどのパフォーマンスを織り交ぜながら描く。
劇作家・つかこうへい作の同名戯曲をミュージカルにした作品。新撰組の沖田総司が女性だったという奇抜な設定が特徴だ。剣士として活躍していた沖田は、土方歳三との恋や敵方である坂本龍馬との友情で心が揺れ動く。だがある日、龍馬を暗殺せよとの密命が下る―というストーリー。
殺陣やロック音楽に合わせたダンスなどで盛り上げるほか、ワイシャツとジーンズを合わせ、上に新撰組の隊服などを羽織ったスタイリッシュな衣装にも注目。
同劇団は県内の学生や会社員らが所属し、年1回のペースで公演を開催している。台本と演出を手掛ける上村は「アマチュアによる上演は難しいとされる戯曲に挑戦した。現代に通ずる内容も含まれているので、幅広い世代が楽しめると思う」と話している。
キャストは浜田千春、天雲英喜代、川端健悟、嶋田悠生、岩重希、蘆原琴乃、大野充希、藤堂ひかる、岡伸子、繁中あずさ、福家正洋、藤原光一郎、白川哲也、小川晴菜、岡田裕(ナレーション)。開演は12日が午後6時30分、13日が同1時30分と同6時30分。入場料は3300円(前売り3千円)。問い合わせは同劇団、電話090-7142-5525。
(四国新聞・2024/10/10掲載)