大相撲秋巡業丸亀場所(23日・丸亀市民体育館)を盛り上げようと、主催する市福祉事業団は、高松市出身のイラストレーター・おおのたろうさんに依頼して公式キャラクターを制作した。大銀杏(おおいちょう)を結った愛らしい赤ちゃん力士で、背景には丸亀にちなんだ丸亀城やうちわ、飯野山などが描かれている。


丸亀場所のキャラクターが描かれた座布団を手にする高木さん(右)。左は荒磯親方=香川県丸亀市大手町

丸亀場所のキャラクターが描かれた座布団を手にする高木さん(右)。左は荒磯親方=香川県丸亀市大手町


 場所当日は、館内でキャラクターが描かれた座布団を300枚限定で販売する。価格は1枚1500円。
 キャラクター制作に併せ、同事業団では「しこ名」を公募。県内外から寄せられた118件の中から「琴丸亀(ことまるき)」に決定し、9月23日に市内で開いたプレイベントで発表した。
 命名者となった高木香織さん(54)=坂出市府中町=は、贈呈されたキャラクター入りの座布団を手に、大相撲ファンになるきっかけとなった荒磯親方(元関脇琴勇輝)と記念撮影。高木さんは「深く考えた末、読み方を工夫してみた。とても光栄で、丸亀場所本番も楽しみ」と話した。
 9年ぶりとなる丸亀場所には、横綱照ノ富士や新大関となった大の里ら幕内力士を含む総勢約180人が来場予定。チケットは既に1階指定席が完売し、2回自由席(5千円)のみ販売している。問い合わせは丸亀市福祉事業団〈0877-23-1091〉。

(四国新聞・2024/10/16掲載)


令和六年秋巡業大相撲丸亀場所



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